前塚先生、30周年公演おめでとうございます。
10周年のジゼル公演、20周年のジゼル公演、そして30周年のくるみ割り人形公演と
3度の節目の振付依頼をいただきましたこと、大変光栄に思います。初めてのリハーサルから
子供達のしっかりした踊りを見て、先生の厳しいご指導のもと育てられ、優秀な生徒達が多く
育っています。子供達の出生率が減り、北海道でもその波がおとずれています。
その中で先生は、バレエスタジオにおいてバレエの素晴らしさを子供達、また、観客に伝えてきました。
30周年の間さまざまな困難があったでしょうが続けてこられたパワーは、やはり先生の人間的魅力があるからこそだと思います。
10周年公演と20周年公演では、素敵なダンサーに育ったお嬢様の恵理子さんが、主役を踊りました。
今回は恵理子さんは、ねずみの女王と花のワルツの女王を踊り脇をしっかり固め、そして振付補佐としての役割りも
しっかりこなして下さっています。
雪の女王とお母さんを踊る中島優香さんも、前塚先生の手助けとして頑張っていただいています。
くるみ割り人形の主役であるお菓子の国の女王にはスタジオ出身で、現在東京のバレエ団に所属している
井川こころさんが踊り、その相手役に現在日本で活躍されている浅田良和さんをゲストに迎え
北海道在住の男性ゲストも多く出演し、スタジオの生徒全員と大きな力となりくるみ割り人形をお送りいたします。
30周年公演に相応しい華やかな舞台をご期待下さい。
前塚先生、これからも素敵なダンサーを育ててください。また、子供達に夢を与えていって下さい。
これからのアンジュバレエスタジオの益々のご発展をお祈りいたします。

(社)日本バレエ協会会長
下村由理恵バレエアンサンブル総監督
篠原 聖一